のう胞腎外来
のう胞腎外来とは
のう胞腎は腎臓に水の貯留した袋(のう胞)ができる疾患で、両側の腎臓に多くののう胞ができる多発性のう胞腎では、のう胞が徐々に大きくなって腎臓を圧迫して腎機能が低下するようになります。多発性のう胞腎は遺伝性に出現することが多く、個人により大きな違いがありますが、腎臓が大きくなっておなかが膨れたり、腎機能が低下して透析療法が必要となる場合もあります。また高血圧や肝臓のう胞などの合併を認めることもあります。多発性のう胞腎の治療は血圧管理や水分、食事管理などが主流でしたが、2015年から腎機能の進行を抑制する新たな治療薬が開発され、多発性のう胞腎の患者さんの一部は難病医療助成制度の対象となって、医療費の助成が受けられるようになりました。
そこで腎臓内科では多発性のう胞腎の病気を理解していただき、検査を行って合併症を評価するとともに、患者さんに適した治療法を相談するのう胞腎外来を開設しております。ご希望の方はどうぞご利用ください。